2014年8月4日(月)
夏休み 子どものための ハッピーコンサート
ザ・コンサートホール(名古屋 伏見 電気文化会館)
金城学院大学音楽芸術学科の声楽、管楽器の教員と学生が出演する子どもためのコンサート。
ナレーションを務める山形里奈さん(芸術・芸術療法学科4年)のオープニングのご挨拶に続き、オープニング曲「カントリー・ロード」(スタジオジブリ<耳をすませば>より)が管楽器教員による木管五重奏で演奏されました。
プロフェッショナルによる魅惑のサウンドに続き、木管五重奏に登場した各楽器の紹介を兼ねて、<となりのトトロ>の名曲「ねこバス」「風のとおり道」「さんぽ」が演奏されました。演奏の前に次々に紹介される楽器に、子ども・大人も興味津々。
プロの演奏家の伴奏を務めたのは、前畑杏奈さん(音楽芸術学科2年)。木管楽器の温かい音色に溶け合う、柔らかく美しい音色と安定感のあるピアノ伴奏で大役を果たしてくれました。
続いては、クラリネット奏者・瀬戸和夫先生による「リコーダーのお話」。学校の音楽でおなじみのリコーダー、プロが教える「美しい音を出すコツ」と「一人二重奏」の名人芸に会場から感嘆の声!
そして、音楽芸術学科2年フルート専攻の北村結希さん大矢智佳子さん、その指導教員である磯貝俊幸先生によるフルート三重奏「カヴァレリア・ルスティカーナ」。師弟が奏でる心温まる演奏が心にしみいります。
第一部の締めくくりは、音楽芸術学科1年学生有志による合唱曲「童声合唱とピアノのための『リフレイン』」からの3曲(ピアノ伴奏:杉本依実南さん)。指揮は音楽芸術学科の「合唱」の授業の指導教員である中村貴志先生。たった数ヶ月の指導でここまでの充実の合唱は驚嘆です。
そして、コンサートは第二部へ。
最初のプログラムはおなじみの「犬のおまわりさん」の木管五重奏バージョン。演奏は管楽器教員による・・・・と思ったら、なんとフルートは北村結希さん(音楽芸術学科2年)。プロに囲まれての演奏、終了後のインタビューに「プロの演奏家の表現への集中力を全身で感じられ、とても勉強になりました。でも、正直ドキドキでした!」
続いての曲は、夏の涼を演出する浴衣姿で登場した声楽専攻2年の学生、生駒なな子さん、井尻紫峰莉さん、戸澤侑美さん、西尾律早子さん、水野沙羅さん、渡邉華帆さんによる「日本の名曲たち」(ピアノ伴奏:芸術・芸術療法学科4年大西華恵さん)。この懐かしの名曲メドレーの演奏には、合唱・声楽の指導教員である中村貴志先生(テノール)、能勢健司先生(バリトン)が特別出演。声楽専攻の学生も渾身の演奏で応えます。
管楽器、声楽中心のプログラムから一転、酒井奈都子さん(音楽芸術学科2年)がショパン作曲「バラード第1番」を演奏。芸術の香り高いショパンの傑作を、堂々と表現豊かに弾き切りました。
ショパンに続くのは、「リベルタンゴ」で知られる作曲家・ピアソラの《鮫》。サックス専攻学生の柳田恵里さん(音楽芸術学科2年)が、指導教員である小森伸二先生と共演。前畑杏奈さん(音楽芸術学科2年)のピアノと共に、白熱の師弟演奏を繰り広げました。
そして、いよいよ「野菜で笛を作ろう!」のコーナー。「本当にできるのか?」「どんな音がするのか?」、会場の関心が高まる中、エプロン姿の磯貝俊幸先生が登場。瀬戸和夫先生の絶妙な司会のもと、キュウリ、ニンジンを管楽器に見事に変身させて、妙なる音色を奏でてくれました!
フィナーレはスタジオジブリ「崖の上のポニョ」。出演者総出の舞台に加え、合唱メンバーが客席を囲むように登場。舞台、会場が一つになってエンディング曲を歌い上げ、コンサートを締めくくりました!
【来場者アンケートより】
すごく楽しかったです。親子で楽しめてよかったです。金城学院大学の学生の方、教員の方の歌声がとてもうまくてすごくて感動しました。
野菜で楽器、とても楽しく子どもも眼をキラキラさせてみていました。
とても良かったです。笑いあり感動あり。楽器もいろいろ盛りだくさん。充実したコンサートでした。
【学生出演者より】
フルートアンサンブルや木管五重奏など、色々なアンサンブルに参加できました!普段ソロで吹くことが多いので貴重な体験でとても楽しかったです!プロの先生方ともアンサンブルができましたし、とても勉強になった演奏会でした!
今回このコンサートに出演して、舞台に立ちたくさんのお客様が私たちの演奏を楽しそうに聞いてくださる姿がとても嬉しかったです。また、たくさんの方の支えがあってひとつのコンサートが成り立っていることを改めて感じました。このコンサートのためにたくさん指導してくださった先生方、協力してくださったスタッフの方々、先輩方、一緒にがんばったメンバーに感謝したいです。